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体験者レポート  永住田舎暮らし

自分達で改修してパン屋をオープンしました

 
現在、美作市にお住まいの埜村さん。
もともと東京にお住まいでしたが、震災をきかっけに災害の少ない岡山へ移住。半年前に美作市にある古民家を購入され、自分達の手でリフォームをされパン屋さんをオープンされました。埜村さんに現在の暮らしぶりについて取材させていただきました。

◆高梁市から美作市へ移住を決めたきっかけは?
私たちはもともとは東京に住んでいたんです。はじめ高梁市へ移住したのは震災がきっかけだったんです。震災後すぐに2人目の子どもが産まれたんですが、近 所から高い数値の放射能が検出されたりして、ここにいてはいけないという気持ちになりました。最初は親戚のいる関西へ行っていたんですが、災害も少ない岡 山がいいと思い高梁市へ移住しました。2年ほど市営住宅に入っていたんですが、岡山の住みやすさと人や自然の良さ に惹かれ定住しようと家を探し始めました。「自然と暮らす」さんにいろいろ物件を紹介してもらいここに決めたんです。

◆こちらの物件の気に入ったところは?
岡山には知り合いもいなかったので、特に住む地域は決めていませんでした。赤磐市や備前市など岡山県全域で探してもらい何軒か見てまわっていました。そう していると「自然と暮らす」の営業担当の方が「この物件は埜村さんが気に入るんじゃないかな」と紹介してくれたのがここだったんです。平屋だったのと、天 井の色が綺麗だったのを見て一目惚れしました。

【購入時の家屋】「おくどさん」が特徴


◆近隣の方とのお付き合いは?
物件に一目惚れして引っ越してきたんですが、今一番気に入っているところは近所の方がみんなすごく良い方ばかりだということです。この家はかまどが残って いたんで使ってみようかと話したら、薪や羽釜を譲ってくれたり、近所の大工さんが羽釜の蓋を作ってくれたり本当に良くしてもらっています。かまどで炊いた ご飯は本当に美味しく、今では薪で炊くのも普通になりましたよ。畑も使わないから使っていいよ!と無償で貸してくれたり、お野菜を頂いたり本当に良くして もらっています。

◆引越しされて、現在に至るまでどのように過ごされましたか?
リフォームはしてもらわず購入したので、初めは住める状態ではなかったんです。下水の関係でトイレだけ直してもらったんですが、あとは自分たちでリフォー ムしていきました。畳をはがして杉板を貼ったり、壁の穴を補修して漆喰を塗ったり…。夜も子ども達を寝かした後で作業していましたよ。今は、家の横に倉庫 があるんですが改装しています。実はそこでパン屋を開く予定です。パンを焼く窯も手作りしました。今月末か来月くらいにはオープン出来る予定です。
※パン屋さんがオープンしました。ご興味のある方は、「自然と暮らす株式会社」までご連絡ください。

自分達の手でリフォームをしています

【リフォーム前】

【リフォーム前】

【リフォーム後】

【リフォーム後】

 

元倉庫をパン屋さんへ、窯も自分達で作っています


◆古民家を買われた方にアドバイスがあれば?
やっぱり近所の方と仲良く出来る事が一番いいと思います。そのためにも、自分たちが心を開く事が大切だと思います。岡山の特にこの地区の人は、移住者に対 して寛容で本当にここに引っ越して良かったと感じています。あと、古民家だと直すところは何かしらあると思うんですが、リフォームも出来るところは自分た ちですると家に対して愛着も湧きますし楽しいと思います。

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