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体験者レポート 永住田舎暮らし

山のてっぺんにこだわりの家を建てました

 
現在、和気町にお住まいの大島さん。
定年後、避暑地を求め、神戸から岡山県の南東部にある和気町に移住されました。移住されて約半年経ち、現在の暮らしぶりについて取材させて頂きました。

◆こちらの土地を決めたきっかけは?
この土地は地区の運動場だったらしいんです。山のてっぺんにこれだけ平たい所があるのは珍しいそうです。運動場だったせいか水道も通っていましたし、平たいので整地しなくてもすぐに建てられますし、ここが一番奥だったのも気に入りました。

◆初めから岡山で探されていたんですか?
私たちは神戸市の出身で、アスファルトとコンクリートに囲まれて、夏場の夜はとにかく暑かったんですよ。昼も夜も暑くてメリハリの無い生活でしたね。定年 後は涼しい所に移住しようというのが私たちのキーワードだったんです。最初は福島県にしようかと思い、4年前の2月末に浪江町や南相馬の物件を5~6件見 に行ってきました。その2週間後に震災が
起こったんです。気持ちはほぼ福島で固まっていたんですが、これでは移住できないと思い、兵庫県の山側とか、隣の岡山県で再度探し始めました。そうしているうちにインターネットで「自然と暮らす」さんを見つけました。

◆建築するうえでこだわった所は?
この家は新築ですが、昔ながらの工法で建てているんです。完成するまでに2年かかりました。躯体そのものは滋賀県から4ヶ月かけて刻んでこちらに持ってきたんです。
壁は土壁で、床は30ミリの杉板で柿渋を塗っています。私は平面図だけ書いて、大屋根で伝統工法で、という事くらいしか言ってなかったので出来てみたらこ のような家が完成したという感じです。大きいところは業者にまかせて細かい所は自分で手掛けました。電気系統も自分で手掛けました。家の周りなどはまだま だ途中で、今でも毎日ちょこちょことして
います。今後は外に物置や、居間に囲炉裏を造ろうかと思っていますし、その為の煙出しの窓も設置しています。今ではこういう昔ながらの工法で建てようという人は少ないと思いますよ。

【建築中】

◆近隣の方とのお付き合いは?
定期的に集まって草刈りがあるので、その時に集まってお話したり、春にはお花見をしたりと良い距離感でお付き合いさせていただいてます。皆さん優しくて野菜やお花などを持って来てくれるんです。

◆移住を考えている方へのメッセージがあれば?
都会から物件を探す時に、その地域のことを教えてくれる人をまず見つける事が大切だと思います。実際に住んでいる人とか、そこに携わった人とか、そういう 人に聞く事ができたら一番良いかと思います。勿論、実際に物件は見に行きますが、地域の中のことはわかりませんからね。また、そういう人が運良く見つかっ たとしても、何を聞いたらいいかがわからないと思うんです。そうならない為には、まず自分がそこで何がしたいかを決める事。私の場合は、とにかく家を建て ることでした。漠然とした田舎暮らしもいいとは思いますが、自分のしたい事を明確にしておく事が大切だと思います。

【完成!!】


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